『英語の言葉づかい』(抜粋)
〜文法を超え文化の枠組みへ〜
ここでは本文の一部を抜粋してご紹介します。
第4章 ぼかしことば
かきね言葉
人は話をするとき自分の発言内容に自信がなかったり、あるいは慎みから断定的な言い方を避けたいという欲求があります。そうした場合人はしばしば言葉を濁した言い方をします。和らげ語を添えることによって陳述の調子を落とし言い切りを避ける語法のことです。そのように話し手が言質をとられる心配がなく気楽に喋れるようにする語句を「かきね言葉」 (hedge) といいます。
主観叙述
「かきね言葉」の代表は主観叙述です。主観叙述というのは「〜だ(である、です)」ではなく「〜と私は思う」という個人的見解つまり話し手の主観として述べる形式です。それは「私」の考えの強い主張ではなく「(いろいろ考えはあるだろうが)わたしとしてはこう思う」という弱い調子の陳述です。相手あるいは他の人の考えもあることも容認していることを示すものです。その和らげ語の部分を除けますと客観叙述の部分だけが残りますが、そこが発言の本旨です。和らげ語の部分は聞き手からの反発を抑止するために添えられたものに過ぎません。以下のような形式があります。
※つづきは本書をご覧ください※
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